
アスファルト舗装
Asphalt Pavement
アスファルト舗装とは
アスファルト舗装は、石油アスファルトと骨材(砕石・砂など)を加熱して混合した「アスファルト混合物」を敷きならし、締め固めて路面を仕上げる舗装です。道路、駐車場、工事用の仮設道路や敷地内の通路などに広く使われています。施工後すぐに交通開放できる点や、補修がしやすい点が利点です。
舗装は一般に、路盤、基層、表層といった層で構成され、上からの荷重を分散して地盤に伝えます。路床(地盤)の支持力、交通量、荷重条件に応じて、各層の厚さが設計されます。軟弱地盤では地盤改良が必要になる場合もあります。
施工の流れ
- 路床・路盤の施工:掘削・整形後、砕石などの路盤材を敷きならし、ローラーで締め固める。
- プライムコート・タックコート:路盤と混合物、または層間の付着を高めるため、アスファルト乳剤を散布する。
- 混合物の敷きならし:アスファルトフィニッシャで所定の厚さに敷きならす。
- 転圧:ロードローラーやタイヤローラーで締め固める。
- 養生・交通開放:舗装面の温度が下がってから開放する。
混合物は加熱状態で運搬・施工するため、温度管理が品質を左右します。温度が下がりすぎると十分な締固めができず、仕上がりが不良になります。運搬にはダンプトラックが使われ、舗装の下ごしらえとして根切りや埋戻しを行います。
現場での留意点
鉄骨工事・仮設工事の現場でも、工事車両の動線やクレーンの設置場所には、アスファルト舗装や鉄板敷きによる地盤の養生が行われます。大型車や移動式クレーンのアウトリガー反力に対して、舗装だけでは支持力が不足する場合があり、敷鉄板などで荷重を分散します。安全管理の観点でも、路面の段差・排水・誘導の計画が重要です。
また、品質面では、厚さ、密度(締固め度)、平たん性、温度などの管理項目があり、品質管理として記録を残します。
仮設道路の舗装と撤去・復旧の考え方
工事期間中だけ使う仮設道路や資材ヤードでは、本設の舗装と同じ仕様にはせず、使用期間や交通条件に応じた簡易な舗装や砕石敷き、鉄板敷きが選ばれます。ただし、重機や大型車両が頻繁に通る場所では、路盤の支持力が不足すると、わだち掘れやひび割れが短期間で発生します。
工事終了後は、仮設舗装の撤去と復旧が必要です。既存の道路や敷地を傷めた場合の復旧は、復旧工事として計画し、費用を仮設費積算に見込みます。着工前の状態を写真で記録しておくと、復旧範囲の確認がスムーズです。
柴田工業の現場から
クレーンや大型車が入る場所は、舗装の支持力を事前に確認し、必要なら敷鉄板で補強します。撤去・復旧費も仮設費に入れておくのがポイントです。