陸設工事企業に関する建設現場イメージ
Ground-Based Construction Company

陸設工事企業

Ground-Based Construction Company

現場用語
りくせつこうじきぎょう

陸設工事企業の定義と役割

陸設工事企業(りくせつこうじきぎょう)とは、地上に建築物を構築する工事を主業とする建設企業を指します。鉄骨工事、仮設鍛冶工事、型枠工事、コンクリート工事など、基礎工事から上部工事まで多岐にわたる専門工事を実行します。

柴田工業も陸設工事企業の一種であり、特に鉄骨工事と仮設鍛冶工事に特化した企業として、ゼネコンの重要なパートナーとしての役割を果たしています。建設業の許可区分では「鉄骨工事業」「鍛冶工事業」として分類されます。

陸設工事企業は、設計図書に基づき、正確かつ安全に工事を実行することが求められます。また、品質管理、安全管理、施工管理技士の配置などの人的資源管理も重要な責任です。

主な施工種別と専門性

陸設工事企業が担当する主な工事種別は以下の通りです:

  • 鉄骨工事鉄骨工事の設計、製作、組立全般。ベースプレートから上部構造まで
  • 仮設工事仮設鍛冶工事、足場工事、型枠支保、山留め工事など
  • コンクリート工事関連:型枠設計・施工、鉄筋配筋の管理監督
  • メンテナンス・改修工事:既存建物の鉄骨改修、補強工事

これらの工事を効率的に実行するためには、高度な技術、経験豊富な職人、最新の施工機械(クレーンなど)が必要不可欠です。

組織体制と人員配置

陸設工事企業の組織には、以下のような部門が存在します:

  • 営業部門:発注者との契約交渉、提案資料作成
  • 施工計画部門施工管理技士による施工計画書作成、工程管理
  • 製作部門(一部企業):鉄骨製作工場での設計・製作実行
  • 現場施工部門:班長、職人による現場作業の実行
  • 品質管理部門品質管理、検査実施
  • 安全管理部門安全管理、労働災害防止

特に施工管理技士は、現場の最前線で設計意図を実現し、品質と安全を確保する中核的な役割を担います。

発注体系と下請け関係

陸設工事企業は、通常ゼネコン(総合建設業者)から下請けとして工事を受注します。受注プロセスは以下の流れが一般的です:

  1. ゼネコンが見積り依頼を発行
  2. 陸設工事企業が施工方法を検討し見積もりを提出
  3. ゼネコンが複数社の見積を比較し発注先を決定
  4. 工事請負契約を締結
  5. 施工計画書などの事前書類を提出・承認
  6. 現場での工事実行

この過程で重要なのが、技術提案の質です。同じ工事でも、施工方法、使用機械、工程計画などに工夫があると、安全性、品質、工期短縮など複数の観点で優位性が生まれます。

陸設工事企業の競争力と技術力の源泉

近年、陸設工事企業の間で競争が激化しています。理由としては、建設投資の変動、労働力不足、原材料費の上昇などが挙げられます。こうした環境下で生き残り、成長するためには、単なる下請け業者ではなく、技術パートナーとしての立場を確立することが重要です。

柴田工業が実践している工夫としては、以下の点が挙げられます:①鉄骨組立図作成段階での付加価値提供(現場施工性を考慮した改善提案)、②BIMを活用した3D可視化による施工品質向上、③安全教育の充実による労働災害ゼロ達成、④製作確認での厳格な品質管理による現場での手戻り削減、などです。

また、長期的には人材育成が最大の競争力となります。若い職人の技能習得、施工管理技士資格取得の支援、JIS溶接技能者の育成など、社員のレベルアップへの継続的投資が重要です。これにより、複雑な施工に対応でき、発注者から信頼される企業体質が形成されます。

定義
地上建築物構築を主業とする専門工事企業
主要業務
鉄骨工事、仮設工事、型枠工事、コンクリート工事
重要資格
施工管理技士、溶接技能者、フォークリフト等の技能講習

柴田工業の現場から

佐藤世人
佐藤世人 工事部

我々陸設工事企業は『物を作る現場のエキスパート』です。ゼネコンの設計を実現するための、最後の砦。品質、安全、工期のバランスをどう取るかが腕の見せどころです。発注者との信頼関係を30年かけて築いてきた。次の世代にもこの信頼を引き継ぎたいですね。

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