
解体工事
Demolition Work
解体工事とは
解体工事とは、建築物や工作物を取り壊して撤去する工事です。鉄骨造の建物では、内装や設備の撤去から始まり、外装材、屋根、鉄骨躯体の順に進めるのが基本です。柴田工業が手がける鉄骨工事や仮設鍛冶工事とも関わりが深く、建方の逆の手順を安全に行う技術が求められます。
工事の流れ
一般的には、事前調査、近隣への説明、届出、足場や養生の設置、内装・設備の撤去、外装の撤去、躯体の解体、廃棄物の搬出、整地という順で進みます。工事の前には、建物の構造や図面、周辺の状況を確認して施工計画を立てます。
建築物の解体では、石綿(アスベスト)の有無を事前に調査し、結果を記録して現場に掲示することが法令で求められています。調査は所定の資格を持つ者が行います(建築物石綿含有建材調査者など)。また、一定規模以上の工事は建設リサイクル法に基づく届出が必要で、分別解体と再資源化が義務づけられています。
安全管理上のポイント
解体工事では、部材の崩落、墜落、粉じん、騒音・振動、重機との接触など多様なリスクがあります。安全管理として、立入禁止区画の明示、仮囲い、飛散防止の養生、KY活動の実施が重要です。鉄骨の切断にはガス切断などを用いるため、火気管理や、切断中の部材の挙動の予測も欠かせません。
また、解体で発生する建設副産物は、適正に分別・運搬・処理し、マニフェストで管理します。
鉄骨造解体で意識したい順序と荷重
鉄骨造の解体では、組み立て時に成立していた構造の安定が、部材を外すたびに変わります。そのため、どの部材から外すか、仮の支えをどう取るかを事前に計画することが肝心です。切断した柱や梁が不意に倒れたり回転したりしないよう、クレーンなどで吊って保持してから切断するのが基本的な考え方です。
また、解体を担当する者は、建築物の構造や使われている接合方法(高力ボルトや溶接)を理解しておく必要があります。作業の指揮には、法令上、作業主任者の選任が必要となる場合があり、対象となる工事の規模や高さは関係法令で確認してください。
柴田工業の現場から
解体は建方の逆回しですが、外すたびに構造が変わるので、順序と仮支えの計画が一番大事だと感じます。