グラスウールに関する建設現場イメージ
Glass Wool

グラスウール

Glass Wool

工事の種類
ぐらすうーる

グラスウールとは

グラスウールは、ガラスを高温で溶融して細い繊維にし、綿状に成形した無機質の繊維系材料です。熱を伝えにくく、音を吸収する性質があるため、建築物の断熱材・吸音材として広く使われています。不燃性の材料として扱われることが多く、ロックウールと並ぶ代表的な繊維系断熱材です。

形状と使われ方

製品にはロール状、ボード状、袋入りのものなどがあり、密度(かさ比重)によって性能が異なります。壁・天井・床・屋根などの断熱工事に使われるほか、天井の吸音材としても利用されます。鉄骨造では、軽量鉄骨壁下地の間や間仕切壁の内部に充填して、断熱や遮音性能を補う例が多く見られます。せっこうボードで挟む構成もよくあります。

施工の注意点

グラスウールは湿気を含むと断熱性能が低下するため、防湿層の連続性や、壁内の結露対策が重要です。隙間なく充填し、押し込みすぎて厚みをつぶさないことも性能確保のポイントです。取り扱い時は繊維が皮膚や目、気道を刺激することがあるため、保護メガネ、マスク、手袋、長袖の作業着などの安全管理が必要です。作業環境や保護具の選定は、製造者の安全データシートなどの情報も確認してください。

他の断熱材との違い

断熱材には、発泡プラスチック系(ポリスチレンフォーム、ウレタンフォームなど)もあります。グラスウールは比較的安価で不燃性に優れ、吸音性も期待できる一方、水分や施工の隙間に弱い面があります。建物の用途、求められる防火性能、設置場所に合わせて選びます。また、鉄骨の耐火被覆には別の材料を使うのが一般的で、断熱材と混同しないよう設計図書で区別を確認しましょう。

壁内結露と防湿の考え方

冬季に暖かい室内の湿った空気が壁内へ入り、断熱材の外側で冷やされると、壁内で結露が起こることがあります。グラスウールは繊維の間に空気を含んで断熱するため、水分を含むと性能が落ち、鉄骨など金属部材の腐食や、カビの原因にもなります。これを防ぐには、断熱材の室内側に防湿フィルムを連続して施工し、継ぎ目や貫通部(配管・配線まわり)を気密テープなどで処理することが基本です。外壁側からの雨水の浸入を防ぐ防水・シーリングの施工品質も重要です。なお、必要な防湿・通気の仕様は地域や建物条件で異なるため、設計図書の指示に従ってください。

材料
ガラスを繊維化した無機質の断熱・吸音材
主な用途
壁・天井・屋根の断熱、間仕切壁の遮音
注意点
湿気に弱く、防湿施工と保護具着用が重要

柴田工業の現場から

石堂 洋三
石堂 洋三 現場管理・積算・調達

グラスウールは材料自体は安価でも、施工の隙間や防湿処理で性能が大きく変わります。納入量だけでなく、施工後の確認写真も大事にしています。

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