ロードローラーに関する建設現場イメージ
Road Roller

ロードローラー

Road Roller

現場用語
ろーどろーらー

ロードローラーとは

ロードローラーとは、鉄製のローラー(鉄輪)の自重で地面を押し固める締固め機械です。道路の路盤やアスファルト舗装の転圧、造成地の締固めなどに使われます。タイヤで締め固めるタイヤローラーと並び、舗装工事に欠かせない建設機械です。

主な種類

ロードローラーは、ローラーの配置によって大きく次の二つに分けられます。

  • マカダムローラー:前に1本の大径ローラー、後ろに2本のローラーを備えた3輪タイプ。主に路盤の締固めに使う
  • タンデムローラー:前後に1本ずつ、合計2本のローラーを備えた2輪タイプ。アスファルト混合物の仕上げ転圧に使う

いずれも、ローラーの重さによる静的な圧力で締め固めます。このほか、振動機能を持ち、振動で締固め効果を高める振動ローラーもあります。機種の選択は、締め固める対象の材料や厚さ、仕上がりの要求精度によって決めます。

施工の流れと注意点

舗装の施工では、ブルドーザーやモーターグレーダーで敷きならした材料を、ローラーで締め固めます。アスファルト舗装では、混合物の温度が高いうちに転圧することが重要で、温度が下がると十分な締固めができません。転圧の回数や速度、重ね幅は、仕様書や施工計画に従って管理します。材料の運搬にはダンプトラックが使われます。

安全面では、次の点に注意が必要です。

  • 路肩や法面の近くでは、転落や転倒の危険があるため、地盤の強度と端部との距離を確認する
  • 後進時の死角に作業員が入らないよう、誘導員を配置する
  • 運転者は、仮設工事安全管理と同様、作業範囲を区画し、立入禁止の措置をとる

ロードローラーなどの締固め用機械の運転には、特別教育の修了が必要とされています。実際の運転資格や、機械の種類ごとの区分は、厚生労働省の最新の情報で確認してください。

当社の現場との関わり

鉄骨工事や仮設鍛冶工事の現場でも、仮設ヤードや搬入路の整備で、砕石の敷均しと転圧が必要になることがあります。重量のある鉄骨を運ぶトレーラーや、クレーンのアウトリガーを支える地盤を作るには、十分な締固めが前提です。

締固めと地盤の支持力の関係

ロードローラーによる締固めは、舗装の品質を決めるだけでなく、仮設ヤードや搬入路の支持力にも影響します。地盤が十分に締まっていないと、重量物を載せたときに沈下やわだちが起こります。

特に、アウトリガーで大きな荷重を受ける移動式クレーンの設置場所では、地盤の支持力を事前に確認することが必要です。鉄板などで荷重を分散させる方法もありますが、その下の地盤が適切に締まっていることが前提になります。

締固めの管理では、転圧回数のほか、材料の含水の状態も影響します。水分が多すぎても少なすぎても、締まりが悪くなります。雨のあとに転圧する場合は、材料の状態を確認してからにします。

また、ローラーは自重が大きいため、近くに埋設物や擁壁、法面があると、荷重や振動で損傷を与えることがあります。振動ローラーを使う場合は、近隣の建物や構造物への影響も考慮し、必要なら振動の少ない方法に切り替えます。

機械の持込みと使用は、建設機械損料の考え方で費用に反映し、工程と合わせて計画します。

主な用途
路盤・アスファルト混合物・造成地の転圧(締固め)
種類
マカダム(3輪)とタンデム(2輪)、振動機能付きもある
安全上の要点
後進時の死角、路肩・法面付近の転落防止、誘導員の配置

柴田工業の現場から

石堂 洋三
石堂 洋三 現場管理・積算・調達

ローラーそのものを使う場面は多くありませんが、ヤードの地盤をどこまで締めておくかで、クレーンやトレーラーの安全が変わります。機械の手配と締固めの確認は、早めに段取りしておきたいところです。

柴田工業の施工管理スタッフ募集
RECRUIT

知識ゼロからでも、
街をつくれる人になる。

施工管理・施工図スタッフ募集中。
年間休日約120日・賞与年2回・資格取得全額支援。