
クラッシャー
Crusher
クラッシャーとは
クラッシャーは、岩石やコンクリート塊、アスファルト塊などを圧力や衝撃で砕き、再利用しやすい大きさにする破砕機械です。採石場での砕石の製造、解体工事で発生したコンクリートがらの再生砕石化などに使われます。据置型のほか、クローラで移動できる自走式、油圧ショベルの先端に取り付けるアタッチメント型があります。
主な種類
代表的な方式には、固定板と動く板で挟んで砕くジョークラッシャー、回転するハンマーの衝撃で砕くインパクトクラッシャー、円すい状の破砕室で砕くコーンクラッシャーなどがあります。粗く砕く一次破砕、さらに細かくする二次破砕と段階的に使い分けることが一般的です。現場では、油圧ショベルの掘削機に装着する圧砕機(コンクリートクラッシャー)が解体時に多用され、鉄筋を分離しながらコンクリートを砕けます。コンクリートの打撃破砕にはブレーカーも使われますが、騒音や振動が大きいため、周辺環境に応じて使い分けます。
建設副産物の再資源化との関係
コンクリート塊やアスファルト塊は、建設リサイクル法の対象となる特定建設資材廃棄物で、現場での分別や再資源化が求められます。破砕した再生砕石は、道路の路盤材や埋戻し、基礎下の地業などに活用されます。こうした取り組みは建設副産物の適正処理にもつながり、アスファルト舗装やコンクリート舗装の解体時にも重要です。
安全・環境面の注意
破砕作業では、粉じん、騒音、振動、飛散物が問題になります。散水や集塵システムによる粉じん対策、防音シートや仮囲いによる飛散防止を行います。可動部への巻き込まれ事故を防ぐため、点検・清掃時は必ず運転を停止し、周囲は立入禁止とします。解体対象に石綿が含まれる可能性がある場合は、事前調査を行ってから作業します。作業員は保護帽など適切な保護具を着用し、安全管理を徹底します。
鉄骨造解体と破砕機の使い分け
鉄骨造の建物を解体する場合、鉄骨はガス切断や重機の切断機で分割し、床スラブや基礎のコンクリートを圧砕機で砕くのが一般的です。鉄骨の上で圧砕機を使うと、構造の不安定化による崩落の危険があるため、解体手順を事前に計画し、支える部材を残す順序を決めておく必要があります。また、圧砕機の重量により足元の床や地盤に過大な荷重がかかることもあり、補強や敷鉄板での対応が求められます。鉄筋やデッキ材など異素材が混入すると再生砕石の品質に影響するため、分別を徹底することが再資源化の質を左右します。
柴田工業の現場から
破砕した再生砕石を現場で使えると、搬出入のコストも減らせます。ただ粉じんと騒音への配慮は欠かせません。近隣対応も含めて計画します。