
ゴンドラ
Gondola (Suspended Working Platform)
ゴンドラとは
ゴンドラは、建物の屋上などに設けた支持装置からワイヤロープで作業床を吊り下げ、作業者が乗ったまま昇降して外壁の作業を行う設備です。外壁の塗装、清掃、カーテンウォールや金属パネルの取付け、シーリング、点検などに使われます。高層建物で足場を組むと費用や工期がかさむ場合に、有効な選択肢となります。
法令上の扱い
ゴンドラは労働安全衛生法令に基づく規制対象の設備で、ゴンドラ構造規格、設置時の届出、検査などの定めがあります。操作や就業にあたっては、ゴンドラの操作業務について特別教育を受けた者が従事します。詳細な手続きや要件は、厚生労働省の資料で確認してください。
吊り下げに使うワイヤロープの状態、安全装置、突風時の使用中止などの管理が重要です。作業者は墜落制止用器具を使用し、ライフラインを別系統でとるなど、二重の備えが求められます。
計画と安全管理
導入にあたっては、建物の屋上や外壁に支持装置の設置スペースと耐力があるか、ゴンドラの走行や固定の方法、他の作業との干渉などを事前に検討します。安全管理の面では、始業前点検、風速などの使用中止基準、下部の立入禁止措置、荷物の落下防止を徹底します。KY活動で当日の作業内容と危険を共有してから乗り込むことが大切です。
足場との使い分け
足場は広い面積を長期間作業する場合に向き、ゴンドラは外壁の限られた範囲や短期間の作業に向きます。ただし、ゴンドラは作業床が揺れやすく、風の影響を受けるため、細かな作業や重量物の取付けには制約があります。
また、屋上の支持装置の反力を建物側で受けられるかの確認や、外壁にガイドを設けて振れを抑える措置も検討します。ゴンドラ作業の計画は、元請の施工計画に組み込み、関係する協力会社と共有して進めます。
柴田工業の現場から
ゴンドラは足場より安く済むと思われがちですが、支持装置の置き場や他工種との調整も含めて検討します。風の日は無理をしないのが鉄則です。