コンクリート舗装に関する建設現場イメージ
Concrete Pavement

コンクリート舗装

Concrete Pavement

工事の種類
こんくりーとほそう

コンクリート舗装とは

コンクリート舗装とは、コンクリート版を路面の表層として荷重を支える舗装です。アスファルト舗装がたわみ性舗装と呼ばれるのに対し、コンクリート舗装は剛性の高い版で荷重を広く分散するため、剛性舗装と呼ばれます。耐久性や耐摩耗性に優れ、重車両が通る場所、交差点、バス停、工場や物流施設の構内、トンネル内などに採用されています。

構成と種類

一般には、路盤の上にコンクリート版を築造します。種類には、無筋で目地を設ける普通コンクリート版、ひび割れ抑制のため鉄網や鉄筋を入れる連続鉄筋コンクリート版などがあります。路盤には、荷重を均等に伝え、版の下面を支える役割があり、路盤の不陸や支持力不足は版のひび割れや段差の原因となります。

版にはひび割れを制御するため、一定間隔で目地を設けます。収縮目地、膨張目地、施工目地などがあり、ダウエルバーやタイバーで荷重伝達や版の離れを防ぎます。目地の配置や目地材のシーリングは、雨水の浸入や段差を防ぐ上で重要です。

施工の要点

施工は、路盤の整正・転圧、型枠の設置、鉄網等の配置、レディーミクストコンクリートの打設、締固め、表面仕上げ、養生、目地の切断・充填という流れが基本です。大規模な工事ではスリップフォームペーバなどの専用機械を使いますが、構内舗装など小規模な現場では、バイブレータや人力による敷きならしも行われます。

品質面では、スランプ試験や曲げ強度など、仕様書に基づく受入れ検査が行われます。舗装では曲げ強度が設計の基本となる点が、構造体コンクリートとの違いです。また、表面の初期ひび割れを防ぐため、散水や被膜養生剤などによるひび割れ制御が必要です。

鉄骨工事の現場でも、搬入路やクレーンの作業ヤードの舗装、仮設道路の整備でコンクリート舗装が使われることがあります。路盤の支持力が不足すると、重機やトレーラの走行で沈下や破損が生じるため、仮設物としての設計と品質管理が欠かせません。

目地とひび割れの関係

コンクリートは硬化・乾燥に伴って収縮し、温度変化でも伸縮します。版が拘束されると引張応力でひび割れが生じるため、あらかじめ目地を設け、ひび割れを目地位置に誘導します。目地の間隔は版厚や仕様、鉄網の有無で変わるため、設計図書や示方書に従います。

目地の切断は、コンクリートが硬化した後、不規則なひび割れが生じる前の適切な時期に行う必要があります。遅れるとひび割れが先行し、早すぎると縁が欠けるため、気温や配合を踏まえた判断が求められます。切断後は目地材を充填し、雨水が路盤へ浸入しないようにします。

特徴
コンクリート版で荷重を分散する剛性舗装。耐久性・耐摩耗性が高い
構成
路盤+コンクリート版+目地(ダウエルバー等で荷重伝達)
管理の要点
路盤の支持力、目地の施工時期、養生、曲げ強度の確認

柴田工業の現場から

石堂 洋三
石堂 洋三 現場管理・積算・調達

仮設ヤードの舗装は、重機が乗るので路盤の締固めを軽く見られません。積算では厚みと目地の仕様まで確認します。

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