
ボイラー取扱作業主任者
Boiler Handling Work Chief
ボイラー取扱作業主任者とは
ボイラー取扱作業主任者は、ボイラーの取扱い作業について、労働安全衛生法令に基づき、事業者が選任する作業主任者です。ボイラーの圧力や温度の管理、安全弁などの安全装置の点検、異常時の措置を指揮します。一般的な作業主任者の中でも、ボイラー技士の免許を有する者が就く点が特徴です。
資格の区分と必要な免許
ボイラー技士免許には特級・一級・二級があり、ボイラーの伝熱面積の大きさによって、作業主任者として就くことのできる免許の区分が決まっています。大きいボイラーほど、上位の免許が必要です。具体的な数値は、ボイラー及び圧力容器安全規則に定められているため、最新の規定を確認してください。
なお、小規模ボイラーや簡易ボイラーなどは、規制の対象や必要な資格が異なります。事業場に設置するボイラーの区分を、まず確認することが大切です。
建設現場との関わり
建設現場では、冬期の養生や乾燥、寒中コンクリートの保温養生、仮設事務所の暖房などで、ボイラーを使う場合があります。ボイラーの運転には、有資格者の配置、日常点検、水質管理、定期の検査が必要です。コンクリート養生で蒸気や温水を使用する際は、燃料の取扱いも含め安全管理に組み込みます。
作業主任者は、作業手順を定め、作業者に周知し、保護具の使用状況を監視します。工程管理の都合で作業を急ぐ場面でも、運転条件や安全装置の確認を省かないことが基本です。選任した場合は、氏名を作業場の見やすい場所に掲示して周知します。
選任と日常管理の考え方
作業主任者は、選任するだけでなく、現場で実際に作業を指揮できる体制づくりが重要です。複数のボイラーを設置している場合や、交代勤務がある場合は、各班に有資格者を配置できるように計画します。
日常管理では、水位計、圧力計、安全弁の機能確認、給水装置、燃焼装置の状態、排ガスや換気の状況を点検します。点検記録を残し、異常があれば運転を止めて原因を調べます。ボイラーの検査(性能検査など)の期限は、検査証で確認し、期限切れを防ぐ管理表を用意しておくと確実です。
柴田工業の現場から
資格者の名簿と更新期限の管理は事務の大事な仕事です。ボイラーを使う冬の現場では、特に掲示や点検記録の確認を欠かさないようにしています。